こん**は。当ブログをご覧のレールファン、特に国鉄形車両ファンの皆様におかれましては絶対に忘れることの出来ない出来事から本日で1年が経過しましたのでこれについて紹介していきます。
1年前の本日:2016年3月25日はJR東海伊勢車両区に配置されていたキハ40系の営業運転が終了し、キハ40系が完全引退するとともにJR東海から211系0番代車8両を除く国鉄形車両が一掃されました。
JR東海伊勢車両区のキハ40系は国鉄時代の1979年度にキハ40形3両が新製配置されたのが始まりで、紀勢線亀山-新宮間・参宮線・名松線の3線区でキハ58系・キハ35系・キハ45系と混用で運用されました。
その後国鉄分割民営化を控えた1986年11月1日実施のダイヤ改正に合わせて実施された車両転属で19両配置に増加したものの国鉄分割民営化直前の1987年3月1日実施の車両転属でキハ40形5両が転出し14両配置でJR東海発足を迎えました。
のち1989年3月11日実施のダイヤ改正で名松線の定期運用が消滅するも、美濃太田運輸区(現:美濃太田車両区)から11両が転入し25両配置に増加しました。しかし1990年以降美濃太田運輸区と名古屋車両区への転出でキハ40形5両配置に減少、1999年12月にはキハ58系の老朽置き換え用として美濃太田運輸区から16両が転入し21両配置に増加、2011年3月12日実施のダイヤ改正で参宮線伊勢市-鳥羽間の定期運用が消滅、2012年度首で23両配置21両使用で紀勢線亀山-新宮間と参宮線多気-伊勢市間の2線区で運用されてきました。
その後2015年度から紀勢線・参宮線用2代目キハ25系2次車の新製投入とそれに伴う車両運用変更が実施され2015年11月30日で紀勢線多気-新宮間の運用から撤退し非ワンマン車の定期運用が消滅、一方で参宮線伊勢市-鳥羽間の定期運用が復活しワンマン対応車12両配置10両使用で運用されてきました。
そして、1年前の本日:2016年3月25日をもってJR東海伊勢車両区のキハ40系の営業運転がすべて終了し、国鉄時代から37年間にわたる活躍に幕が下ろされるとともに、JR東海から211系0番代車8両を除く国鉄形車両が全廃となりました。
JR東海伊勢車両区のキハ40系は2015年12月1日の車両運用変更後はワンマン対応車12両配置10両使用で運用されていましたが、営業運転最終日となった2016年3月25日は移り変わり運用で当日早朝から午前中にかけて順次営業運転を終了、同日の参宮線928C(鳥羽13:28発→伊勢市13:41着)がJR東海キハ40系の最終営業運行列車となりました。
なおJR東海を除くJR旅客5社ではキハ40系が活躍を続けていることから営業運転最終日はさよならセレモニーなどは一切行われず、静かな幕引きとなりました。
キハ48 3812+キハ48 6812 2016年2月7日 紀勢線松阪