東濃鉄道が保有する三菱ふそうMS9系エアロエース。
名古屋鉄道グループのバス事業者:東濃鉄道では2007年から貸切車としてMS9系エアロエースの導入を開始、2017年4月1日現在BKG-車11台を保有していますが、その中に名古屋鉄道グループからの系列間移籍車も少数在籍しています。その中から1台を紹介します。
1040は2007年導入のエアロエースです。東濃鉄道の貸切車のカラーリングを纏っていることから自社発注で導入されたものと思われるところですが、実はこのクルマは名古屋鉄道グループのバス事業者:北恵那交通が2007年に新車で導入されたクルマで、北恵那交通の観光バス事業廃止に伴い2013年4月1日付で東濃鉄道へ移籍しています。
車両仕様はEX観光仕様をベースとしており、側窓は第1窓から第4窓がT字窓、第5窓が固定窓としているほか熱線吸収着色ガラスを装備、冷房装置は三菱重工製のサブエンジン式を搭載しています。
車内は後部2列回転式シートを装備した11列53人乗りのセミサロン仕様となります。
東濃鉄道移籍当初カラーリングは北恵那交通時代のままで社名表記を変更して使用されましたが、程なくして東濃鉄道の貸切車のカラーリングへ変更されています。
1040は僚車の岐阜200か1039とともに恵那営業所に配置され、“とうてつグリーンツアー”や一般貸切で稼働しています
なお北恵那交通で最後の貸切新車として2009年に導入された同型車1台(岐阜200か1259)は多治見営業所に配置されています。
<掲載車両データ>
車種・型式:三菱ふそうBKG-MS96JP
初度登録年式:2007年
配置営業所:恵那営業所
撮影場所:伊勢神宮内宮前観光バス駐車場
備考:もと北恵那交通(岐阜200か1040/中津川本社最終配置)