名古屋滋賀交通が保有する三菱ふそうMS9系エアロエース。
名古屋市南区に本社を置く事業者で、社名からもわかる通り滋賀交通グループに属する事業者で1973年に事業を開始、現在は名古屋市南区と三重県四日市市の2ヶ所を拠点に観光バス事業を展開しています。
名古屋滋賀交通では2014年の新車からフロントマスクのカラーデザインを変更していますが、フロントマスクのカラーデザイン変更車の第1陣とその後の増備車を紹介します。
8001は2014年導入のMS9系エアロエースで、8001~8003の3台口で導入されました。
車両仕様は2013年1月実施の一部改良モデルのEX観光仕様をベースとしており、側窓は第1窓~第4窓がT字窓、第5窓が固定窓を装備するとともにスモークガラスを装備しています。
また冷房装置はデンソー製天井搭載型エンジン直結式を選択しています。
一方8021は2016年導入のMS9系エアロエースで、こちらは2015年7月実施の一部改良モデルのEX観光仕様をベースとしており、側窓は第1窓と第5窓が固定窓、第2窓~第4窓がT字窓を装備するとともにスモークガラスを装備、冷房装置はデンソー製天井搭載型エンジン直結式を選択しています。
車内は8001が補助席込み12列57人乗り、8021は後部2列回転式シートを装備した補助席込み11列53人乗りのセミサロン車となります。
滋賀交通グループの観光バス車両はホワイトをベースにブルーとレッドのラインを配した“トリコロールカラー”を纏っていますが、8001はフロントマスクのカラーデザインに手が加えられ、フロントガラスと社名表示窓をつなぐ形で黒色塗装化されたほか、サイドミラーカバーがレッドで塗装されました。
その後2015年の新車ではステップ兼用フロントバンパーも黒色塗装化され、こちらは名古屋滋賀交通のほか滋賀観光バス(滋賀県甲賀市)・東京滋賀交通(東京都江戸川区)・ののいちバス(石川県野々市市)の新車でも採用されています。
<上画像掲載車両データ>
車種・型式:三菱ふそうQRG-MS96VP
初度登録年式:2014年
配置営業所:本社営業所
撮影場所:伊勢神宮内宮前ロータリー
<下画像掲載車両データ>
車種・型式:三菱ふそうQTG-MS96VP
初度登録年式:2016年
配置営業所:本社営業所
撮影場所:太閤通口交差点