帝産観光バスが保有する三菱ふそうMS9系エアロクイーン。
2018年は戌年ということで“いろいろなバスたち”書庫の2018年第1号の記事投稿は戌年にちなんでグレイハウンドにちなむ、走る犬をかたどったシンボルマークを持つ帝産観光バスの車両の中からフラッグシップとなるこちらのクルマを紹介します。
MT272は2017年4月登録のMS9系エアロクイーンで、創立70周年を記念して2016年に10台が導入されたMS9系エアロクイーンの増備車として10台口で導入されたうちの1台で、以前当ブログで紹介したMT271(=尾張小牧200か1409)の僚車となります。
車両仕様はGX観光仕様をベースとしており、側窓は第1窓と第5窓が固定窓、第2窓~第4窓がT字窓を装備するとともに熱線吸収濃色ガラスを装備しています。
またメーカーオプションで設定されていたリヤスポイラーを装備しています。
車内は後部2列回転式シートを装備する補助席込み11列52人乗りのセミサロン車で、MS8系エアロクイーンIベースのセミサロン車“メーティア”の後継車としての位置付けから“ニューメーティア”と命名されています。
カラーデザインはスーパーハイデッカー車専用デザインを纏っていますが、帝産観光バスの車両の両側面に装備される走る犬のレリーフがゴールドメッキ仕上げとしています。
MT272は名古屋支店に配置され、一般貸切で稼働しています。
なお帝産観光バスの“ニューメーティア”ですが、東京支店に配置された4台については2017年秋に東京2020オリンピック/パラリンピック特別仕様ナンバープレート(寄付金タイプ)への交換が実施されました。
<掲載車両データ>
車種・型式:三菱ふそうQTG-MS96VP
初度登録年式:2017年
社番:MT272
配置営業所:名古屋支店
撮影場所:伊勢神宮内宮前A2駐車場