こん**は。当ブログをご覧のレールファン各位におかれましては本日付中日新聞朝刊(岐阜県内向け配達版)や中日新聞WEBサイトでご承知のことと思いますが、
JR東海美濃太田車両区のキハ40系が2015年6月30日をもって定期運用から離脱、完全引退することとなりました。
JR東海美濃太田車両区のキハ40系は国鉄時代の1979年7月にキハ48 509~514・1515~1519の11両が新製配置されたのが始まりで、以後1981年度までに累計50両が配置(うちキハ40形5両については1982年度に長野鉄道管理局へ管外転出)、高山線のほか太多線・樽見線(現:樽見鉄道)・越美南線(現:長良川鉄道)で運用されました。
そして国鉄分割民営化で45両が継承、のち伊勢車両区への転出もあり2014年度首で36両配置で運用されましたが、老朽化が進んだことから2014年12月から2代目キハ25系2次車への置き換えを開始、さらに2015年3月1日の武豊線電化開業で捻出されたキハ75系24両の転入による置き換えが実施され2015年度首で18両配置で運用されました。
そして武豊線から転入したキハ75系24両を対象に進められていた寒冷地仕様への改造工事と、武豊線電化で捻出された2代目キハ25系1次車10両を対象に進められていたドアステップ本設化改造工事がこの6月末で完了することからキハ40系は2015年6月30日で定期運用を離脱、完全引退することとなりました。
JR東海美濃太田車両区のキハ40系は2015年3月14日実施のダイヤ改正で太多線の定期運用が消滅し2連ワンマン対応車5運用とキハ48形非ワンマン車2連+キハ40形の併結3連2運用で運用されました。
なお引退するキハ40系18両については検査回帰に余裕のあるクルマについては伊勢車両区への転属が予定されるほか、大半はミャンマー鉄道省へ譲渡されることとなっています。
↑2015年6月30日で運用離脱、完全引退することとなったJR東海美濃太田車両区のキハ40系。3連運用は2運用あり高山線岐阜-下麻生間で運用、末期はキハ48形のみの3連も運用された。
キハ48 5508+キハ48 5501+キハ48 6517 2015年5月4日 高山線長森
↑キハ48形2連ワンマン対応車は5運用あり高山線岐阜-猪谷間で運用、基本はキハ48形のみで2連を組むが末期はキハ40形も運用に入ることがあった。画像は土曜休日の4725Dで、これまで岐阜発高山行き(実際は高山で列車番号を835Dに変えて猪谷まで直通)としてキハ48形非ワンマン車2連+キハ40形の併結3連で運転されていたが2015年3月14日実施のダイヤ改正後はキハ48形2連ワンマン対応車充当に変更され岐阜発猪谷行きとして運行された。 キハ40 6309+キハ48 5804 2015年5月6日 高山線坂祝
キハ40 5501 2015年5月3日 高山線坂祝/キハ40 5802 2015年4月4日 高山線坂祝