三重交通が保有するいすゞLV7系ハイデッカー。
三重交通が保有するいすゞ車ではKC-規制車まで純正ボディ架装車と富士重工業製ボディ架装車が並行導入されていましたが、富士重工業製ボディを架装した貸切車の中から1台を紹介します。
5675はKC-LV7系ハイデッカーで、1995年に5671~5677の7台口で導入されました。
三重交通のハイデッカー貸切車は“SUPER GRAND”の愛称名を持っていますが、当車は後部1列回転式シートを装備した11列54人乗りのセミサロン車で、“SUPER GRAND R”と命名されています。
架装ボディは富士重工業製の観光バス用ボディ:17型Mボディで、以前紹介したA特急車と同様にKC-車への移行に合わせたマイナーチェンジの実施によりフロントマスクの変更と後面テールランプの低位置化が実施されています。
貸切用として導入されたため前扉はプラグドアを装備、側窓は第1窓と左側面第5窓が固定式、第2窓~第4窓はT字窓を選択するとともに濃色ガラスを装備しています。
5675は南部観光営業所に新製配置され一般貸切で稼働していましたが、2011年12月ごろに志摩営業所へ転属して観光周遊バス“美し国周遊バス”で稼働、さらに2014年12月ごろに伊勢営業所へ再転属し現在はスクールバスなど特定輸送で稼働しています。
<掲載車両データ>
車種・型式:いすゞKC-LV781R
初度登録年式:1995年
社番:5675
配置営業所:伊勢営業所
撮影場所:伊勢市本町/伊勢市駅西交差点