こん**は。名鉄では2015年度から“パノラマsuper”1000-1200系のリニューアル工事に着手し、2015年度はB編成3編成にリニューアル工事が施工されましたが、2016年度分のリニューアル工事施工第1陣は1000-1200系のリニューアル工事施工車で初めてA編成に施工されました。
河和線富貴/河和線河和
リニューアル工事の施工内容は2015年度施工分の3編成と同様に特別車2両では
・展望席部を除く全座席で背面折り畳み式テーブル内蔵回転式リクライニングシートへの交換
・展望席のシートモケットの張り替えとミューチケットホルダー新設
・2号車豊橋方の座席横2列(1番列・2番列)と岐阜方の横1列(13番列)の座席配置を2列+1列の配置か
ら2列+2列へ、岐阜方の横1列(14番列)の座席配置を2列+1列の配置から1列+1列の配置にそれぞ
れ変更
・カーテンの交換(プリーツ式カーテンへ交換)
・化粧板の交換
・床材の張り替え
・トイレ・洗面台の改修
・1号車前面の“パノラマsuper”愛称名表示灯の撤去とフルカラーLED式行先表示装置の新設、側面の行先
表示装置の交換(反射型液晶式行先表示装置からフルカラーLED式行先表示装置へ交換)
が、一般車4両では
・シートモケットの張り替え
・床材の張り替え
・客扉付近の床面の明確化(黄色に着色した床材を使用)
・優先座席付近の床面の明確化(赤色に着色した床材を使用)
・優先座席の増加(各車4席から8席へ増加)
・車いすスペースの新設(3号車豊橋方)
・車いすスペースの増設(1013F~1016F・1113F~1116Fの6号車岐阜方運転席直後)
・6号車前面の“パノラマsuper”愛称名表示灯の撤去
が実施されたほか、6両全車に対して
・各車両の車端部に装備されているLED式案内表示装置を液晶式案内表示装置へ交換
・ドアチャイムの新設
・自動放送装置新設
が実施され、外装デザインはスカーレットとホワイトのツートンカラーへ変更されました。
そして2016年度のリニューアル工事第1陣はA編成に施工される事から施工内容で一部変更がありました。
変更点は3号車のモ1250形で、豊橋方車端部のトイレ・洗面台の改修を実施し、トイレは車いす対応大型トイレに変更されました。
またトイレ・洗面台の改修に伴うスペース拡大により豊橋方の転換クロスシート4脚が撤去され、山側は2人掛けロングシート化したほか、海側には車いすスペースを新設、特別車-一般車間の仕切壁の移設と仕切戸の自動ドア化が実施され、当該部分の側窓1枚が閉鎖されました。
このほか6号車のモ1414では運転席直後の2人掛けロングシート・荷物棚の撤去と車いすスペースの新設が実施されました。
2016年度施工分のリニューアル工事第1陣は2016年4月に舞木検査場へ入場したA編成の1015Fに対して重要部検査併施で施工され2016年8月下旬に出場、2016年8月30日から営業運転を開始しています。
なお1015Fの出場と入れ替わる形でB編成の1114Fが2016年8月に舞木検査場へ送られており、今冬にリニューアル工事施工の上出場するものとみられます。
※本記事掲載画像はすべて2016年10月16日撮影