こん**は。本日ある事柄で廃止されてから丸1年が経過しましたのでこれについて紹介していきます。最初はこちら
2016年3月21日 伊勢車両区(JR伊勢市駅~近鉄伊勢市駅連絡跨線橋より撮影)
国鉄時代から長年にわたり紀勢線亀山-新宮間・参宮線・名松線で運用されるディーゼルカーの保守整備を担当してきたJR東海伊勢車両区の廃止から本日、丸1年が経過しました。
伊勢車両区は現在の参宮線の前身である参宮鉄道山田機関区として1889年11月に開設、1907年に参宮鉄道が国有化され国鉄参宮線となり、1917年の組織改組で亀山検車所山田支所へ改称、伊勢機関区~伊勢管理所への改組を経て1971年に伊勢運転区へ再改組、国鉄分割民営化でJR東海へ承継され紀勢線亀山-新宮間・参宮線・名松線で運用されるディーゼルカーの交番検査・仕業検査を担当してきました。
しかしJR東海では2015年度に保有するディーゼルカーの検修業務体制の見直しを実施、保有するディーゼルカーの交番検査・仕業検査を名古屋車両区と美濃太田車両区の2区所へ集約、伊勢車両区で実施してきた交番検査・仕業検査業務を名古屋車両区へ移管したことで伊勢車両区は2016年3月31日で廃止、旧参宮鉄道山田機関区として発足以来118年にわたる歴史に幕が下ろされました。
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愛知県岡崎市内にあった名鉄バスのバス専用道路:福岡町バス専用道路の廃止から本日、丸1年が経過しました。
福岡町バス専用道路は西三軌道によって1911年10月に開業したのが始まりで、西尾鉄道への社名変更を経て1926年に愛知電気鉄道に合併、愛知電気鉄道西尾線となりました。
のち1929年に1,067mmへの改軌と600V電化が実施されるも戦時中の不要不急路線に指定され1948年に営業休止、1951年12月に休止区間のうち岡崎駅前-福岡町間が福岡線として復活し当時存在していた路面電車:岡崎市内線と一体化した列車の運行が開始されましたが、利用客減少による赤字増大で1962年6月17日に廃線、旧福岡線部分については廃線後線路設備の撤去とバス専用道路化が実施され54年にわたりバス専用道路として使用されてきました。
しかし、岡崎市では2016年度から福岡町バス専用道路沿線の若松町・福岡町地区において都市計画道路整備事業・区画整備事業・下水道整備事業に着手、これらの事業の着手で福岡町バス専用道路が分断されることから2016年3月31日の営業終了をもって福岡町バス専用道路が廃止され、旧西三軌道西尾線として開業以来105年にわたる歴史に幕が下ろされました。