こん**は。2016年3月下旬にJR東海伊勢車両区で廃車となり、ミャンマーへ輸出される予定であったキハ40系12両と2代目キハ11形鋼製車3両ですが、名古屋港金城埠頭で長期留置の状況が続いています。
これら15両は2016年4月にミャンマーへ向けて名古屋港から発送される予定となっていました。ところが2015年12月初旬に同じJR東海伊勢車両区で廃車となり、2015年12月上旬に名古屋港から発送されたキハ40系11両と2代目キハ11形鋼製車7両の計18両がミャンマー到着後に何らかのトラブルが発生してミャンマー国鉄(MR)がこれら18両の受け取りを拒否、そのあおりで2016年3月下旬に廃車となった15両についてミャンマーへの発送が取り消しとなり名古屋港金城埠頭で1年以上にわたり長期留置の状態が続いています。
これら15両は名古屋港金城埠頭にあるフジトランスコーポレーション金城荷扱所近くの埠頭に留置されていますが、港湾関係者以外の構内立ち入りが禁止されているため至近距離からの現状確認は困難となっており、名古屋臨海高速鉄道あおなみ線の終点:金城ふ頭駅ホームから辛うじて確認できる状況となっています。
今後についてですが海に近い場所での長期留置による劣化が進行することやMRの対応如何によってはミャンマーへの輸出がかなわず現地で解体される可能性もあり、今後の動向が注目されます。
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↑1年以上にわたり長期留置が続くもとJR東海キハ40系と2代目キハ11形鋼製車。画像左にはJR東海伊勢車両区キハ40系の一番の注目株であった“ツートンカラー車”キハ48 3812・6812の姿が確認できる。Clik here to view.

2017年6月25日 名古屋港金城埠頭(名古屋臨海高速鉄道あおなみ線金城ふ頭駅ホームより撮影)