三重交通が保有する三菱ふそうMS9系エアロエース。
三重県内最大手のバス事業者:三重交通では2007年から三菱ふそうMS9系エアロエース貸切車の導入を開始、2018年1月1日現在18台が在籍しています。その中からいくつかのクルマを3回に分けて紹介します。
2802は2007年式のMS9系エアロエースで、三重交通のMS9系エアロエース貸切車第1陣として2007年9月に2801~2805の5台口で導入されました。
車両仕様はEX観光仕様をベースとしており、側窓は第1窓~第4窓がT字窓、第5窓が固定窓を装備するとともに固定窓はすべて熱線吸収濃色ガラスを装備しています。
また冷房装置はメーカーオプションで設定されていたデンソー製サブエンジン式を選択、ホイールは安全性向上を企図してメーカーオプションで設定されていた10スタッドホイール仕様を選択しています。
車内は後部2列回転式シートを装備する補助席込み11列53人乗りのセミサロン車で、“Super GrandⅡ”と命名されています。
2802は中部観光営業所に新製配置され一般貸切で稼働していましたが、伊賀観光営業所への転属を経て2016年春に北部観光営業所桑名車庫へ再転属し、現在は一般貸切で稼働しています。
なお導入後の後天的改造でステップ兼用フロントバンパー下端にLEDデイタイムランプの後付装着が実施されました。
<掲載車両データ>
車種・型式:三菱ふそうBKG-MS96JP
初度登録年式:2007年
配置営業所:北部観光営業所桑名車庫 ※八風バス管理委託車
撮影場所:伊勢神宮内宮前A3駐車場
備考:新製時中部観光営業所配置、2013年4月伊賀観光営業所へ転属、2016年4月北部観光営業所
桑名車庫へ再転属