三重急行自動車が保有するいすゞRU1E系ガーラハイデッカー。
三重県松阪市に本社を置く事業者で、三重交通と近鉄の共同出資により1954年に設立、現在は三重交通ホールディングス傘下の事業者の一社として三重交通と共同で南紀特急バス(松阪駅前-熊野古道センター)を運行するほか、観光バス事業を展開しています。うち観光バス事業は三重県内では中堅事業者に属していましたが、2008年4月に5台を残して三重交通に移籍、同時に三重交通から観光バスの一部の管理を受託し2018年1月1日現在バス17台(うち自社保有車両5台・三重交通からの管理委託車両12台)を保有しています。
5510は2007年導入のいすゞRU1E系ガーラハイデッカーで、2007年9月に僚車の5511と2台が導入されました。
車両仕様は電子制御サスペンションを装備する標準仕様をベースとしており、側窓は第1窓が固定窓、第2窓~第4窓がT字窓を装備するとともに熱線吸収着色ガラスを装備しています。
車内は補助席込み11列55人乗りと収容力を重視した仕様で、“Super Grand”と命名されています。
カラーデザインは三重交通が2006年導入車から採用したホワイトに暖色系のモザイク模様をあしらって新塗装デザインですが、つばめを図案化した社紋をあしらっているほか、“Super Grand”のロゴ文字はオレンジ色で入れられています。
5510は僚車の5511とともに松阪本社に配置され、一般貸切で稼働しています。
<掲載車両データ>
車種・型式:いすゞPKG-RU1ESAJ
初度登録年式:2007年
社番:5510
配置営業所:松阪本社
撮影場所:伊勢神宮内宮前ロータリー