こん**は。2004年から2017年にかけて6次に亘り11編成44両が新製された名鉄3代目3300系ですが、2004年に1編成のみ新製された1次車の3301Fが重要部検査実施のため2018年3月15日に舞木検査場へ入場しました。そして3301Fが検査入場したことで3代目3300系1次車の旧塗装デザイン車は消滅となりました。
3代目3300系は本線系の通勤車でブロック工法のステンレス製車体を採用して2004年に4連1編成が新製投入、2005年には当時在籍していた“低床パノラマカー”7500系の完全置き換え用として2次車4編成16両が新製投入、さらに2015年1月には瀬戸線喜多山駅付近連続立体高架化工事実施に伴う車両運用増加に対応するため3次車4連1編成を新製(ただし、本記事投稿時点で名鉄の車両として車籍編入されていない)して瀬戸線へ投入、2015年9月には外装デザインを変更した4次車4連1編成が新製されました。
そして3代目3300系在来車について、2015年度新製の4次車に準じた外装デザインへの変更が順次進められ2016年4月に2次車の旧塗装デザイン車が消滅、続いて1編成のみの在籍であった1次車についても今回の検査入場で旧塗装デザイン車は消滅となりました。
3301Fの旧塗装デザイン車の最終営業運行は2018年3月15日で、この日は犬山検査場新川検車支区出庫で津島線~尾西線急行741レ(須ヶ口7:00→佐屋7:21着)から運用入り、以後尾西線~津島線~名古屋本線~常滑線840Gレ(佐屋7:28発→常滑9:25着、3301Fは途中金山で開放)→名古屋本線普通850レ(金山8:18発→東岡崎9:27着)→名古屋本線~犬山線普通1193レ(東岡崎9:54発→犬山11:58着)→犬山線~各務原線急行1261レ(犬山12:10発→(各)名鉄岐阜12:39着)→各務原線~犬山線普通1266レ((各)名鉄岐阜12:58発→犬山13:33着)に充当され1266レの犬山到着後犬山検査場へ一旦入庫しましたが、変運用が掛かり犬山検査場再出庫で犬山線~名古屋本線1494レ(犬山13:55発→東岡崎15:58着、所定運用はECB車2連グループ充当)の前部併結で運用入り、1494レが3301Fの旧塗装デザイン車としての最終営業運行となりました。そして1494レの東岡崎到着後は臨時回送列車となって本宿折り返し舞木検査場へ入場となりました。
3301Fの検査入場で3代目3300系の旧塗装デザイン車は3次車の3306Fを残すのみとなりましたが、3306Fについては本線系への転属時に120km/h運転対応改造と同時施工で新塗装デザインへの変更が予定されています。
3代目3300系3301F 2018年2月12日 名古屋本線宇頭