こん**は。ジェイアールバス関東では2013年12月から都市間高速路線車5台に当時の国鉄バスの塗装デザインを復元した復刻デザインバスを運行してきましたが、2015年7月12日をもって営業運行を終了しました。
復刻デザインバスは2種類あり、1種類目は当時の国鉄バスが高速バスを初めて開業した時に採用されたデザインで、アイボリーをベースにブルーとシルバーの横ラインを入れたもので、三菱ふそう車と日野車各2台ずつにフルラッピングで復刻デザインが施され、ジェイアールバス関東社内では“青いつばめ”と呼ばれました。
“青いつばめ”の4台は当初東京駅を起点に北関東・南関東方面への都市間高速バスで運用されましたが、2014年4月からは1年間にわたり東名高速線東京駅-名古屋駅新幹線口間で運行、2015年4月からは東京駅発着の都市間高速バスで使用路線を定めずに運用されてきました。
2種類目は1961年に当時の国鉄バスが高速バス車両を開発するために製作された高速走行試験車両に施されたデザインで、高速走行試験終了とともに車両は解体処分されたため陽の目を見ることはなかったのですが、今回日野車1台にフルラッピングで復刻デザインが施され、ジェイアールバス関東社内では“赤いつばめ”と呼ばれました。
“青いつばめ”の最終運行は2015年7月11日・12日の両日に東名高速線東京駅-名古屋駅新幹線口間“新東名スーパーライナー1号”(東京駅八重洲口7:30発→名古屋駅新幹線口12:30着)~“スーパーライナー70号”(名古屋駅新幹線口17:30発→東京駅日本橋口23:01着)で1往復するコースで、“赤いつばめ”の最終運行は2015年7月11日の“スーパーライナー55号”(東京駅八重洲口10:00発→名古屋駅新幹線口15:52着)と2015年7月12日の“スーパーライナー58号”(名古屋駅新幹線口8:30発→東京駅日本橋口14:42着)で1泊2日に跨り1往復するコースでそれぞれ運行されました。
↑2015年7月12日をもって営業運行を終えたジェイアールバス関東の“青いつばめ”復刻デザインバス(上から三菱ふそう車のH654-08415・H654-08416、日野車のH657-07401・H657-12402。ちなみにブルーは明るめのブルーとなっているが、国鉄時代はメタリックブルーで塗装されていたほか、車体裾部のブルーの帯は入っていなかった。 2014年8月/2014年9月 名古屋駅新幹線口にて撮影