両備ホールディングス 両備バスカンパニーが保有する三菱ふそうエアロクイーンⅠ。
岡山県で最大手のバス事業者が両備ホールディングス 両備バスカンパニー(以下本文中では両備バスカンパニーと表記)です。両備バスカンパニーはもともと両備バスの商号で路線バス事業と観光バス事業を展開していましたが、2007年に自動車貨物事業・タクシー事業・船舶事業を展開していた両備運輸と対等合併して両備ホールディングスが発足、発足と同時に社内カンパニー制度を導入しており両備バスが展開していたバス事業は両備バスカンパニーに継承され、岡山県内で一般路線バス事業を展開するほか、岡山・倉敷から東京・大阪・京都・神戸・名古屋・福岡・松山・高知・徳島・出雲への都市間高速バスを運行しています。また両備ホールディングスを柱とした両備グループに属する企業の中に三菱ふそうトラック・バスの地元販社である岡山三菱ふそう自動車販売が含まれていることから両備バスカンパニーの保有車両は全車三菱ふそう車で統一されています。
0894は1998年に導入された三菱ふそうエアロクイーンⅠの都市間高速仕様車:ハイウェイライナーで、KC-規制車のエアロクイーンⅠの導入1号車となります。
車内は3列独立シートを装備し定員は28名、右側中央部に半床下式トイレを装備しています。
また1994年導入車で採用された個室カーテンや液晶テレビなどの装備が省略されています。
0894は倉敷・岡山-東京線“ルブラン”の3代目専用車として新製当初9808の社番を付与されて倉敷営業所に配置、のち2008年に車体更新を実施しこの時に現社番へ改番、引き続き倉敷・岡山-東京線“ルブラン”で使用されましたが2012年ごろに倉敷営業所配置のまま倉敷・岡山-名古屋線“リョービエクスプレス”専用車に転用されました。
<掲載車両データ>
車種・型式:三菱ふそうKC-MS822P
初度登録年式:1998年
社番:0894
配置営業所:倉敷営業所
撮影場所:名古屋駅新幹線口
備考:新製時9808の社番を付与して導入、2008年現社番へ改番