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観光列車“ながら” 運行中

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↑2016年4月27日から運行を開始した長良川鉄道の観光列車“ながら”
      ナガラ301+ナガラ302 2016年5月14日 長良川鉄道越美南線美濃太田(JR線ホームより撮影)

こん**は。岐阜県の第3セクター鉄道:長良川鉄道では初の観光列車となる“ながら”の運行を2016年4月27日から開始しました。
 観光列車“ながら”は長良川鉄道が利用客の増加と沿線活性化を目指して企画されたもので、車両デザインは豪華寝台観光列車“ななつ星”をはじめとするJR九州の各種観光列車や和歌山電鐵“いちご電車”“たま電車”などをデザインしたドーンデザイン研究所代表の水戸岡鋭治氏が担当。外装デザインは沿線の自然(緑)・長良川(青)・雪景色(白)とコントラストをなすロイヤルレッドを基調とし車体の各所に“長良”を図案化したシンボルロゴマークやレタリングが施されています。
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↑“ながら あゆ号”ナガラ302号側面近影。幕板部には観光列車“ながら”の停車駅が表記されたほか、腰板部には金帯と“NAGARA”ロゴ、“長良”を図案化したロゴマークがあしらわれた。
                             ナガラ302 2016年6月19日 長良川鉄道越美南線郡上八幡
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↑“ながら もり号”ナガラ301号のドアまわりと“ながら あゆ号”ナガラ302号のドアまわり。“ながら もり号”“ながら あゆ号ともに側面に図案化したロゴマークがあしらわれた。なおナガラ302では北濃方の側窓部にロゴマークがあしらわれており、この部分に厨房が設置されれている。
                    ナガラ301/ナガラ302 2016年6月19日 長良川鉄道越美南線郡上八幡

 車内の内装は2種類あり、1両は眺望車“ながら もり号”としてボックスシートと横向きソファーシートを配置、もう1両は食堂車“ながら あゆ号”として2人用ボックスシートと4人用ボックスシートを配置、北濃方に厨房を設けています。
 また2両とも座席外枠や床材、テーブル・カウンターには難燃化処理を施した岐阜県産の木材(ヒノキ・アニマス)を使用、白熱灯風の照明と相まって温かみのある車内に仕上げられています。
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↑観光列車“ながら”近影。上はナガラ300形のトップナンバー:ナガラ301を種車とした1号車の眺望車“ながら もり号”で車内は4人用ボックスシートとソファーシート、窓側に向けたカウンター付眺望シートを装備し定員82名。下はナガラ300形302を種車とした2号車の食堂車“ながら あゆ号”で車内は2人用ボックスシートと4人用ボックスシートを装備し定員27名。なお“ながら あゆ号”は観光列車への改造に合わせてワンマン機器の撤去が実施された。           ナガラ301/ナガラ302 2016年7月10日 長良川鉄道越美南線郡上八幡

 観光列車“ながら”は1998年に新製されたナガラ300形301・302の2両を種車に2015年12月から大阪車輛工業(大阪市住之江区)で改造工事が施工され、2016年3月18日に陸送で美濃市駅へ搬入、公式試運転(2016年4月6日)と事前申込制の内覧会(2016年4月10日)を経て2016年4月27日から運行を開始、毎週金曜日・土曜日・日曜日・祝日・夏休みなど年間150日程度のスケジュールで美濃太田-北濃間を一日1往復運行しています。
 なお編成は2両で運転されますが、食堂車“ながら あゆ号”は途中の郡上八幡止まりとなり、郡上八幡-北濃間は“ながら もり号”の単行での運転となります。 
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↑“ながら あゆ号”は郡上八幡止まりとなるため郡上八幡では増解結風景が見られるようになった。画像は下りながら1号の解結風景。     ナガラ301+ナガラ302 2016年7月10日 長良川鉄道越美南線郡上八幡
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↑郡上八幡で発車の時を待つ上りながら2号。“ながら あゆ号”は後部に連結されるため上り下りとも“ながら もり号”が先頭に立つ。このため上りながら2号で美濃太田到着後は関へ回送され前後の連結位置を変える入れ替え作業が行われる。     ナガラ301+ナガラ302 2016年7月10日 長良川鉄道越美南線郡上八幡

  <観光列車“ながら”に乗車するには?>

 長良川鉄道の観光列車“ながら”について紹介しましたが、“ながら”に乗車するための手引きをここで紹介します。
 観光列車“ながら”は二つの乗車コースがあり、いずれも事前予約が必要となります。一つ目のコースは美濃太田-北濃間で運行される“ビュープラン”で、乗車区間の運賃のほかに乗車整理券として500円が必要(美濃太田-北濃間全線で利用の場合2,190円となる)となります。また途中乗降は富加・関・美濃市・大矢・郡上八幡・郡上大和・美濃白鳥・白山長滝の8駅に限定されます。
 二つ目のコースは土曜日・日曜日・祝日運転のながら1号・ながら2号と金曜日運転のながら1号で設定される“ランチプラン”と金曜日運転のながら2号で設定されるスイーツプランで、いずれも乗車は下りが美濃太田、上りは郡上八幡のみに限定されます。
 なお本記事執筆時点で2016年9月末までの運行分はビュープラン・ランチプラン・スイーツプランともほぼ満席となっているため興味のある方は早めに予約を入れることを推奨します。
 乗車予約については長良川鉄道観光列車“ながら”予約センター(電話:0575-46-8021)までどうぞ。
 そしてもう一つの乗車の手引きとしては旅行会社が企画したバスツアーに参加する方法もあります。こちらは複数の旅行会社が日帰り、または1泊2日のバスツアーで観光列車“ながら”の乗車を含んだバスツアーを設定しており、これに参加するのも一つの手となります。これについてはYahoo!などで“観光列車ながら ツアー”で検索するといくつかヒットしますので参考にして下さい。

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