名阪近鉄バスが保有するいすゞエルガワンステップバス。
名阪近鉄バスの大型ワンステップバスは2002年を最後に導入が一時中止されていましたが、2009年に3台が追加導入されました。その中から1台を紹介します。
1246は2009年導入のいすゞエルガワンステップバスで、岐阜県内のバス事業者におけるいすゞエルガワンステップバスの導入第1陣として僚車の岐阜200か1247と2台が導入されました。
車両仕様はホイールベース5.3mのエアサス標準尺(N尺)車で、側窓は熱線吸収着色ガラスを採用しています。
冷房装置はデンソー製のエンジン直結式で、車両前方屋根上にコンデンサー一体型パッケージクーラーを搭載しています。
車内は左前輪タイヤハウス部と中扉戸袋部に1人掛け座席を各1脚配置するほかは2人掛け座席を配置する“郊外型”の座席配置を選択しています。
また車いすでの乗車に対応するため中扉向かい側の2人掛け座席2脚は折り畳み式としたほか、中扉ステップ部には手動引き出し式スロープ板を装備しています。
エンジンは直列6気筒260PSの6HK1-TCC形で、これにフィンガーコントロール式ギアシフトを組み合わせています。
1246は若森営業所に配置され、大垣市内の一般路線で稼働しています。
なお2016年3月に2台揃って行先表示装置の白色LED化とロービームヘッドランプのLED化が実施されました。
<掲載車両データ>
車種・型式:いすゞPKG-LV234N2
初度登録年式:2009年
配置営業所:若森営業所
撮影場所:高屋町交差点/大垣駅前