こん**は。2005年から2016年にかけて4次に亘り12編成が新製された名鉄の一部特別車特急用車:2200系ですが、2200系で最後まで旧塗装デザインを堅持していた2206Fが重要部検査実施のため2017年1月29日に舞木検査場へ入場しました。そして2206Fが検査入場したことにより2200系の旧塗装デザイン車は消滅となりました。
2200系は2005年1月29日の空港線開業に伴うダイヤ改正実施に合わせて名鉄岐阜-中部国際空港間の一部特別車特急が新設され、名鉄岐阜-中部国際空港間の一部特別車特急用として2004年に1次車6連4編成24両が新製投入、2007年には犬山線~河和線系統の一部特別車特急運行開始に伴う所要車両数増加に対応するため一部車内仕様を変更した2次車6連5編成30両が新製投入されました。
その後“低床パノラマカー”7500系の主要機器を流用して1992年に新製された1030-1230系の老朽取り換え用として2015年に編成単位としては8年ぶりに3次車2編成12両が新製投入、3次車では外装デザインが変更され、2200系1次車・2次車計9編成については2015年7月に重要部検査を実施した2207Fを皮切りに重要部検査併施で2200系3次車に準じた外装デザインへの変更が順次進められてきました。
そして2200系在来車で最後まで旧塗装デザインを堅持していた2206Fが今回検査入場したことで2200系の旧塗装デザイン車は消滅となり、特別車2両の特徴であった大型の号車表記も見納めとなりました。
2206Fの旧塗装デザイン車としての最終営業運行は検査入場前日の2016年1月28日で、この日は名古屋本線新清洲出庫で名鉄名古屋へ回送の上名古屋本線一部特別車特急60レ(名鉄名古屋6:09発→豊橋7:04着)から営業運行入りし夕方まで豊橋-名鉄岐阜間を3往復半運行しましたが、名古屋本線一部特別車特急171レ(豊橋16:45発→名鉄岐阜17:37着)の名鉄岐阜到着後運用差し替え実施で名古屋本線~常滑線~空港線一部特別車特急382レ(名鉄岐阜18:01発→中部国際空港19:06着)に充当され以後名鉄岐阜-中部国際空港間を1往復半運行、同日の空港線~常滑線~名古屋本線一部特別車特急421レ(中部国際空港21:47発→名鉄岐阜22:54着)が2200系旧塗装デザイン車最後の営業運行となりました。そして421レの名鉄岐阜到着後は名古屋本線金山へ回送して停泊、翌2017年1月29日は名古屋本線金山出庫で早朝に名古屋本線須ヶ口へ回送、犬山検査場新川検車支区へ入庫しましたが、新川検車支区入庫後予備編成と差し替えられ、同日昼前に舞木検査場へ回送されました。
↑2017年1月29日で見納めとなった2200系旧塗装デザイン車。
2200系2206F 2017年1月4日 名古屋本線新木曽川