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Channel: ケーエヌ トランスのバス&鉄ブログ
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名鉄デキ600形全車廃車、形式消滅

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こん**は。名鉄では2015年1月に新型電気機関車:EL120形2両を新製、2015年5月から本線系の工事用臨時列車で稼働を始めましたが、EL120形の使用開始と引き換えに凸型電気機関車:デキ600形4両が2015年7月中旬で全車廃車となり、形式消滅となりました。
 デキ600形は1943年東芝製の軸配置B-Bの凸型機で、当時東芝が私鉄向けに製造していた戦時標準設計型で、同型機として東武鉄道ED4010形・ED4020形や西武鉄道2代目1形・南海電気鉄道ED5151形などが存在していました。
 デキ600形は4両が在籍していましたが、603・604の2両は当初中国海南島にあった日本窒素海南事業所向けに製造されたものを1945年に購入した経緯があります。
 デキ600形は新製当初は本来の貨物列車牽引のほか未電装の電車を牽引して旅客輸送に使用、その後は貨物列車の牽引に使用されましたが、1984年の貨物営業廃止後は工事用列車の牽引用として残留、1992年から1993年にかけて特別整備工事が4両全車に施工されました。
 引き続き工事用列車の牽引に使用されてきましたが、老朽化が進んだこととEL120形の使用を開始したことから2014年度末で事実上休車となり、2015年7月20日から21日にかけて築港線名電築港貨物駅へ廃車回送されました。
 名電築港貨物駅へ回送されたデキ600形4両は直ちに車体と台車が分離され、7月下旬までに名古屋市近郊の金属リサイクル工場へ陸送され、解体されました。
 なおデキ600形の廃車により東芝製戦時標準設計型凸型機は伊豆箱根鉄道ED31形(もと西武鉄道初代E31形)2両を残すのみとなりました。
イメージ 1
↑2015年7月で4両全車が廃車となり形式消滅となった名鉄デキ600形。画像のデキ601は最晩年僚機のデキ602とともに犬山検査場常駐で運用されていた。                  2013年1月6日 常滑線大江

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