名鉄観光バスが保有する三菱ふそうMS9系エアロエース。
名鉄観光バスが保有する三菱ふそうMS9系エアロエースは名鉄観光バス発足後に新車で導入されたクルマと前身事業者であった名古屋観光日急・名鉄西部観光バス・名鉄東部観光バスからの承継車が存在します。今回は名鉄東部観光バスからの承継車を紹介します。
50708は2007年導入のエアロエースで、名古屋鉄道グループのバス事業者のトップを切って名鉄東部観光バスが2007年9月に3台口(岡崎200か59~61)で導入されたうちの1台で、この時に導入された3台が名鉄東部観光バスで最後の新車となりました。
車両仕様はEX観光仕様をベースとしており、側窓は第1窓~第4窓がT字窓、第5窓が固定窓としたほか熱線吸収グリーンガラスを装備しています。
車内は後部2列回転式シートを装備した補助席込み11列53人乗りのセミサロン仕様となり、名鉄東部観光バスでは“ツアーサロン53”と命名されていました。
カラーデザインは名鉄東部観光バスの前身事業者の一社であった岡崎観光自動車のスーパーハイデッカー車・セミサロン仕様ハイデッカー車で採用された赤/白に桜の花をあしらった“桜カラー”を纏っていましたが、名鉄観光パス発足直前に“リボンカラー”への塗装変更を実施、“ロイヤルグリーン53”へ改称されたほか、後天的改造でLEDデイタイムランプの後付装着・プラズマクラスターイオン発生器の後付装着が実施されています。
50708は名鉄東部観光バス在籍当時は岡崎本社に配置、名鉄観光バス発足後も引き続き岡崎営業所に配置され名鉄観光バスのバスツアー“ドラゴンズパック”の岡崎発着コースや一般貸切で稼働しています。
<掲載車両データ>
車種・型式:三菱ふそうBKG-MS96JP
初度登録年式:2007年
社番:50708
配置営業所:岡崎営業所
撮影場所:伊勢神宮内宮前交差点
備考:もと名鉄東部観光バス(岡崎200か61/岡崎本社最終配置)