Quantcast
Channel: ケーエヌ トランスのバス&鉄ブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 513

名鉄1380系1384F 運用離脱

$
0
0
こん**は。2015年9月5日アップのブログ記事の文末で速報しましたが、1編成のみの在籍であった名鉄1380系1384Fが2015年9月2日をもって定期運用から離脱、引退となりました。
 1380系1384Fは“電子頭脳車”の異名をとる“低床パノラマカー”7500系のうち、最後まで特別整備未施工で残留した7519Fの主要機器を流用して1993年に1030-1230系1134Fとして竣工、名古屋本線の一部特別車特急で運用されていましたが、2002年9月26日に名古屋本線大里-奥田間の大里8号踏切で発生した踏切事故で特別車2両(モ1134・モ1184)を失い、残った一般車4両を修復の上一般車両として復帰したのが当形式となります。
 一般車両への復帰に際してモ1384に先頭車化改造を実施したほか、一般車両化されたためモ1534ではミュージックホーンの撤去が実施され、車体塗装はスカーレット一色塗りに変更されました。
 1380系1384Fは2003年10月4日から営業運転を開始、当初は犬山-東岡崎間の普通列車運用限定(運行ダイヤ固定)で営業運転に使用されましたが、2005年3月22日実施の一部ダイヤ改正で常滑・空港線の一部列車で充当するため運用変更を実施(同時に平日ダイヤ運行日のみの運行となる)、さらに2008年12月27日実施のダイヤ改正で再度運用変更が実施され、常滑・空港線の定期運用がなくなった一方で土曜休日ダイヤ運行日には西尾線直通急行運用の1運用が1380系充当で設定されていました。
 そして2011年3月26日実施のダイヤ改正に伴う運用変更で西尾線の定期運用がなくなり、平日は朝間帯と夜間帯に犬山-東岡崎間を各1往復するほかは各務原線・広見線のローカル列車運用で、土曜休日ダイヤ運行日は各務原線のローカル列車運用で余生を送ることとなりました。
 営業車両への復帰から12年間にわたり運用されてきましたが、主電動機をはじめとする主要機器が製造後50年間経過し老朽化が進んだことから2015年度新製車両の1編成である3代目3300系3307Fの営業運転開始に伴い運用離脱することとなりました。
 1380系1384Fの最終営業列車は2015年9月2日の犬山線~名古屋本線1790レ(犬山16:25発→東岡崎18:28着)で、1790レの東岡崎到着後はそのまま臨時回送列車となって本宿折り返し舞木検査場へ廃車回送されました。
イメージ 1
↑2015年9月2日をもって定期運用から離脱、引退となった名鉄1380系1384F。最晩年は広見線・各務原線が主な運用線区であった。                 1380系1384F 2015年6月7日 各務原線名電各務原

Viewing all articles
Browse latest Browse all 513

Trending Articles