名古屋バスが保有する三菱ふそうエアロエース。
大阪バスグループに属する事業者で、名古屋市北区に本社を置くのが名古屋バスです。名古屋バスは1978年に事業開始した阪神電鉄直系の観光バス事業者:名古屋阪神観光バスがその前身で、2002年3月に人材派遣業界大手だったクリスタル(現:ラディアホールディングス・プレミア)に買収されてクリスタル観光バスに商号変更、引き続き観光バス事業を展開していましたが、2007年に大阪バスがクリスタル観光バスを買収し、クリスタル観光バス名古屋営業所はこの時に現商号へ変更されています。また2009年には岐阜県多治見市に岐阜営業所を開設し岐阜県内で観光バス事業を開始、現在は愛知・岐阜両県で観光バス事業を展開するほか、大阪バスと共同運行で名古屋駅-大阪(近鉄布施駅-天王寺駅)間都市間高速バス“ニュースター”を運行しています。
岐阜275は2008年登録のエアロエースで、274と2台が配置されています。
車両仕様は補助席込み12列60人乗りと、収容力を重視しています。
大阪バスグループの車両では車両前方にワンポイントでイラスト(大阪バス保有車両では大阪城、京都観光バスでは東寺の五重塔と大文字山、東京バス保有車両では国会議事堂と東京タワーなど)を入れていますが、岐阜275では元大相撲大関・朝潮の高砂親方のイラストが入れられています。
ちなみに高砂親方のイラストですが、大阪バスグループの代表取締役を務める西村信義氏が大阪高砂部屋後援会の役員を務めていることが縁で実現したもので、名古屋バスのほか大阪バス・大阪観光バス・大阪バス近畿・東京バスのそれぞれ一部車両で確認しています。
<掲載車両データ>
車種・型式:三菱ふそうBKG-MS96JP
初度登録年式:2008年
社番:02F06-275
配置営業所:岐阜営業所
撮影場所:名鉄新鵜沼駅前