こん**は。当ブログでは34編成が在籍する名鉄2代目3500系の一部編成に装備されていた補助椅子の撤去が進められていることについて3度にわたり紹介しましたが、補助椅子装備編成の最後の1編成となった3508Fが定期検査実施のため2016年に入ってすぐの2016年1月5日に舞木検査場へ入場しました。そして3508Fの検査入場により2代目3500系の補助椅子装備編成は全廃となりました。
2代目3500系の補助椅子は扉間の座席数減少をカバーするべく、1995年に3509Fの岐阜方先頭車:ク3609の先頭部側扉脇に折り畳み式補助椅子2脚を試験装備して試用が続けられ、その試用結果を受けて1996年度に新製された4次車・5次車で本採用となり、続いて1997年に3509Fに補助椅子が追加装備されるとともに今回入場した3508Fにも折り畳み式補助椅子が装備されました。
しかし、混雑時に使用の自粛をお願いする表示があるにもかかわらず混雑時に補助椅子を使用するケースが後を絶たなかったことと、扉付近立席スペース確保の観点から2014年秋から全般検査・重要部検査併施で折り畳み式補助椅子の撤去に着手、2015年9月に全般検査を受けた3531Fを最後に4次車・5次車の補助椅子撤去が完了、続いて1995年に改造で折り畳み式補助椅子が装備された3509Fが2016年1月に定期検査併施で補助椅子の撤去を実施して出場、そして3508Fも定期検査併施で折り畳み式補助椅子が撤去されることとなりました。
なお3508Fの岐阜方先頭車:ク3608は2013年10月から日本車輛製造製のボルスタレス台車:ND747T形台車を試験装着して試用が続けられてきましたが、今回の検査入場で本来のSS026形台車に戻される可能性もあり、検査出場後の動きが注目されます。
2代目3500系3508F 2015年10月25日 各務原線三柿野