こん**は。名鉄では2016年3月29日付プレスリリースにおいて、2016年度の設備投資計画を公表しました。そして2016年度の設備投資計画において、サービス改善工事の一環として車両16両を新製投入することとなりました。
2016年度に新製投入されるのは
・2200系1編成6両(2212F)
・3代目3300系2編成8両(3308F・3309F)
・3150系1編成2両(3169F)
の計16両で、2200系・3代目3300系・3150系とともに前年度に引き続いての増備となります。
このうち2200系1編成と3150系1編成は“電子頭脳車”の異名をとる“低床パノラマカー”7500系の主要機器を流用して1992年に新製投入された1030-1230系・1850系の置き換え用として新製投入されるもので、去る4月13日に日本車輛製造豊川製作所から甲種輸送で搬入、公式試運転を経て5月のゴールデンウィーク明けに営業運行入りする見通しで、代替で1030-1230系1132Fと1850系1852Fが廃車になるものと予想されます。
一方3代目3300系2編成の新製投入による置き換え対象車両はは明らかになっていませんが、初代5000系・5200系の主要機器と5700系類似の冷房付き新製車体を組み合わせて1986年に新製投入された5300系のうち4連2編成8両が置き換えられるものと予想されます。
このほか2015年度から着手された“パノラマsuper”1000-1200系のリニューアル工事については、2016年度は3編成12両に実施されます。
また駅改良工事では瀬戸線東大手駅のバリアフリー対応化工事に着手し、エレベーター・車いす用階段昇降装置新設とホーム嵩上げが実施されるほか、名古屋本線堀田駅でホーム改良工事(ホーム嵩上げ)が、名古屋本線東枇杷島駅では駅舎改良工事(駅舎建て替え)がそれぞれ実施されます。
また名古屋本線本宿駅にフルカラーLED式行先表示装置が新設されるとともに名古屋本線伊奈駅改札内コンコースと瀬戸線栄町駅ホームにそれぞれ設置されている反転フラップ式行先表示装置についてフルカラーLED式行先表示装置への更新が実施されます。これにより名鉄の駅における反転フラップ式行先表示装置は2016年度末時点で河和線河和駅と犬山線扶桑駅の2駅を残すのみとなります。
2200系2211F 2015年8月23日 名古屋本線新木曽川
3代目3300系3307F 2015年9月6日 河和線南加木屋/3150系3168F 2015年7月19日 各務原線田神
1030-1230系1132F 2016年2月14日 河和線南加木屋/河和線阿久比