こん**は。時間的にややさかのぼる話題となりますが、名鉄では2016年3月14日付プレスリリースにおいて3月中旬から全275駅で駅ナンバリングを導入、3月下旬に全275駅で駅ナンバリングの導入が完了しました。
今回の駅ナンバリング導入は近年増加傾向にある外国人利用客や、2016年5月27日・28日の2日間にわたって三重県志摩市賢島で開催される伊勢志摩サミットに関係した外国人利用客に対して、これまで以上にわかりやすく名鉄線を利用してもらうことを目的に実施されました。
名鉄が導入した駅ナンバリングは路線ごとの略式アルファベット記号と各路線とも下り方から順に01番から番号を振る方式を組み合わせたものとなります。ただし、三河線では知立駅を境に南北で運行系統が分断されているため碧南方向は重原駅から順にMU01~MU11で、猿投方向は三河知立駅から順にMY01~MY11でそれぞれナンバリングされたほか、尾西線は津島-弥富間で津島線と一体化した列車の運行が行われているため津島-弥富間と町方-玉ノ井間で分断され、前者は津島線からの通しでTB07~TB11で、後者は町方駅から順にBS01~BS12(西一宮-玉ノ井間は西一宮駅から順にBS21~BS24で)それぞれナンバリングされています。
また河和線では高横須賀-南加木屋間に新駅を建設する計画があることから新駅分となるKC02を欠番にして南加木屋駅から順にKC03から順にナンバリングされています。
駅ナンバリング導入に際して2016年3月中旬から下旬にかけて全275駅で駅名票に駅ナンバリングステッカーの貼り付けが実施されたほか、全275駅に掲示されている路線図と電車1,064両の車内に掲示してある路線図の取り換えがそれぞれ実施されました。
なお東海地方の鉄道の駅における駅ナンバリングの導入は愛知環状鉄道・名古屋市交通局・名古屋臨海高速鉄道・愛知高速交通・名古屋ガイドウェイバス(高架区間のみ)・豊橋鉄道・近鉄(名古屋営業局管内)・伊勢鉄道に次いで9例目となります。
2016年4月16日 名古屋本線名鉄名古屋(フラッシュ未使用で撮影)
↑進行方向側隣接駅が二手に分かれる駅では進行方向隣接駅表記脇に2駅分の駅ナンバリングステッカーが貼られたため都合3駅分の駅ナンバリングステッカーが貼られた駅名票もある。上は名古屋本線東枇杷島駅1番線ホームの駅名票、下2点は三河線と豊田線の分岐駅:梅坪駅1番線ホームの駅名票。
2016年4月17日 名古屋本線東枇杷島/三河線梅坪
↑JR東海との共同利用駅である豊橋駅ではJR東海仕様の駅名票に“MEITETSU”CIロゴ入り駅ナンバリングステッカーが貼り付けられた。 2016年4月10日 名古屋本線豊橋
↑名古屋市交通局との共同利用駅である上小田井・赤池・上飯田の3駅にも駅ナンバリングステッカーが貼り付けられた。地下鉄鶴舞線の起点である上小田井駅は名鉄の管理駅で、地下鉄鶴舞線列車の発着に使用される2番線・3番線ホームの駅名票は名鉄仕様の駅名票をアレンジ(エメラルドグリーン・レッド・メイテツブルーの3色ラインを地下鉄鶴舞線のラインカラーであるスカイブルーに置き換え)したオリジナルの駅名票をもっているが、駅ナンバリングステッカーに加えて名鉄のCIロゴマークステッカーも貼り付けられた。
2016年4月17日 地下鉄鶴舞線上小田井