濃飛乗合自動車が保有している三菱ふそうMS8系エアロバスハイデッカー。
濃飛乗合自動車では都市間高速バス用としてMS8系エアロバスハイデッカーを2007年まで継続導入していましたが、2002年から数度にわたる仕様変更がありました。その中から4台を3回に分けて紹介します。
76は2003年導入のMS8系エアロバスハイデッカーです。濃飛乗合自動車向けMS8系エアロバスハイデッカーの都市間高速車は2002年導入車(飛騨200か52)から前面行先表示装置がLED式に変更され、左側面第1窓下と後面ガラスにもLED式行先表示装置が新設されました。
車内は左後部にトイレを装備し定員は51名となります。
外装デザインは高山祭りの山車やさるぼぼ、北アルプスの山並みなどを描いた都市間高速車専用デザインを纏って登場しましたが、後年一般路線車に準じた外装デザインに改められ、さらに当車では中部山岳国立公園:乗鞍岳のPRフルラッピングが施されました。
76は当初から高山営業所に配置され、東京新宿線・京都大阪線・名古屋線・岐阜線の4路線問わずに運用されましたが2016年春に営業車両として廃車、自家用登録へ変更となり現在は高山営業所配置のまま新規採用乗務員の現車教習用として使用されています。
<掲載車両データ>
車種・型式:三菱ふそうKL-MS86MP
初度登録年式:2003年
配置営業所:高山営業所
撮影場所:名古屋駅新幹線口
備考:2016年3月営業車両として廃車、自家用登録へ変更の上現車教習車へ転用