キハ40形5500番代車はJR東海では2両のみが承継されたキハ40形の寒冷地仕様車:キハ40形500番代車に対してエンジン・液体変速機の換装を実施したグループとなります。
エンジンはC-DMF14HZBに換装されたほか、液体変速機はC-DW14Aへ換装されています。
なお冷房改造はエンジン・液体変速機換装前の1990年度と1991年度に1両ずつサブエンジン式冷房装置を搭載する方式で実施されました。
キハ40形5500番代車は当初2両が在籍していましたが、1999年度に車号整理が実施されたため1番代区分1両のみの在籍となりました。
キハ40 5501は新製以来美濃太田車両区から転属することなく高山線・太多線で運用されましたが、2015年7月初旬に伊勢車両区へ転属、紀勢線亀山-新宮間と参宮線多気-伊勢市間で最後の活躍を続けています。
一方、キハ40形5800番代車は1番代区分1両のみの在籍で、1999年にエンジン・液体変速機の換装を実施したキハ40 5502にワンマン化改造と電気式半自動ドア化改造を実施し、1999年12月に改番されたもので美濃太田車両区に配置され高山線・太多線で運用されましたが、2015年6月30日をもって運用離脱、2015年7月27日付で廃車となり廃区分番台となりました。改番履歴は下記の通りです。
・キハ40 576→キハ40 5501
・キハ40 577→キハ40 5502→キハ40 5802