キハ47形5000番代車とキハ47形6000番代車はJR東海では5両のみの在籍であったキハ47形の暖地向け仕様車:キハ47形0番代車2両とキハ47形1000番代車3両に対してエンジン・液体変速機を換装したグループとなります。
エンジンはC-DMF14HZBへ換装したほか、液体変速機はC-DW14Aへ換装されています。
なお冷房改造はエンジン・液体変速機換装前の1989年度から1991年度にかけて全般検査併施でサブエンジン式冷房装置を搭載する方式で実施されました。
キハ47形5000番代車はキハ40系の新製第1陣として1977年に新製されたキハ47形0番台初期車を種車としており、角形の水タンクや大型のシャッター付タイフォン、スカートの開口部形状など初期車特有の形態を持っていました。
キハ47形5000番代車とキハ47形6000番代車は名古屋車両区に配置され武豊線の朝ラッシュ時の輸送力列車で運用、1999年12月4日実施のダイヤ改正時に美濃太田運輸区へ5両全車が転属、高山線岐阜-飛騨金山間と太多線で運用されましたが、2015年3月14日実施のダイヤ改正時に5両全車が運用離脱、2015年4月初旬までに廃車となって廃区分番台となり、JR東海からキハ47形が形式消滅となりました。改番履歴は下記の通りです。
・キハ47 3→キハ47 5001
・キハ47 4→キハ47 5001
・キハ47 1027→キハ47 6001
・キハ47 1109→キハ47 6002
・キハ47 1110→キハ47 6003
↑キハ47 5001 当車は2015年3月13日で運用離脱、2015年3月23日付で廃車となりました。
2014年11月30日 太多線姫/2014年8月30日 高山線坂祝
↑キハ47 5002 当車は2015年3月13日で運用離脱、2015年3月23日付で廃車となりました。
2014年11月30日 高山線岐阜
↑キハ47 6002 当車は2015年3月13日付で運用離脱、2015年3月23日付で廃車となりました。
2014年11月30日 高山線岐阜